
小笠原諸島とは・・・2011年に世界遺産に登録された自然豊かな島で、東京都小笠原村に区分されている。東京都特別区から南南東約1000kmの太平洋上にある30余りの島々である。父島・母島に一般の住民が暮らしている。硫黄島と南鳥島には、海上自衛隊の隊員や国土交通省の気象庁の施設があり、その職員が駐在している。これらを除く島は無人島である。最近海底火山の噴火で有名になった西之島・日本の領土として最も南にある沖ノ鳥島など。
気候・・・気温は年間通して20度以下にはならないため暖かい。また夏と冬の気温差は小さい。春~初冬にかけて台風の接近・影響を受けることが多い。太平洋高気圧の支配下となるため梅雨がない。
自然・・・島の一部が1972年に国立公園に指定され、「東洋のガラパゴス」とよばれ、貴重な動植物がおおい。オガサワラオオコウモリ・アカガシラカラスバト・ハハジマメグロなどの動物、ムニンツツジ、ムニンボタンといった植物など、いくつかの固有種は絶滅の危機に瀕している。周辺の海域では鯨やイルカが生息しており、それらを見るために島を訪れる人も多い。

食べ物・・・島寿司といった八丈島の郷土料理だが、八丈島からの移住者によって作られるようになった。主に、サワラの刺身を醤油主体のたれにつけてヅケにし、砂糖でやや甘味を強くした酢飯で握りに作る。わさびのかわりに「練りがらし」を使うのが特徴である。醤油に漬けた刺身の色から「べっこうずし」ともよばれる。サワラ以外にも鯛、カツオ、カジキ、シイラ、イサキ、カンパチ等も使う。パッションフルーツ・マンゴー・パパイヤ・グァバなどの果物。ダンプリングといった小麦粉をねってゆでただんご、果物入り焼き団子をゆでたもの。スープやシチューに浮かすもの。日本のすいとん、中国の餃子、イタリアのニョッキなども含まれる。欧米系住民の食文化もある。
交通は本土から小笠原海運東京湾(竹芝桟橋)と父島(二見港)を結ぶ貨客船(所要時間25時間30分、おおむね観光シーズンは3日に1便、オフシーズンは6日に1便就航)。片道運賃は等級によって異なり、2万2570円~5万6490円、夏期2万5100円~6万2790円)。母島へは、ハハジマ丸・・・父島二見港と母島沖港を結ぶ貨客船。1日0.5~1往復就航(所要時間2時間、休航日あり)。片道運賃1等7560円、2等3780円。
父島内・・・小笠原村営バスが運行している。観光タクシー、レンタカー、レンタルスクーター、レンタルサイクルがある。
母島内・・・定期公共交通機関がない。レンタカー、レンタルスクーター、レンタルサイクルがあるが数が少ない。母島発の遊覧船・遊漁船が運行している。